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Tetsu

やりたいことをやってると、どうなるのか

已更新:2020年2月2日


(ImageSource: 東宝)

念願の「君の名は。」鑑賞を終えて、ようやくネタバレを恐れずにネット上の感想を読めるようになった。(率直言って一番好きな新海映画ではないが、全体的に完成度が高いことから、また繰り返し見たくなるのは変わりない。) そして、興味深いある議論が目に入ってきた。

「台湾って才能の持ち主いないわけでもないのに、なぜこういう動画作れないのだ」「いやいや、新海さんはほら、自分の作りたいものを作るだけ。でも台湾の人って、儲かるものしか作らないんだよ」 後者はツッコミ感あふれてもある程度正論かもしれないな、と素直に思った。(大衆の見える近い将来にて)お金になれる見込みのない物事に没頭する人が、なぜかバカにされ非難され、不可視の重いプレッシャーを背負ってしまう国である。自分の好きなことをちゃんと見つけ頑張ってやり続けてきたところ、その「理想」に安定・保障がついていない限り、周りに認められることはまず少ない。

しかし、安定・保障・儲かりなどを念頭に置いては、「君の名は。」のような作品、とうてい作れない。 「自分の持つ才能と情熱の接点を見出し、それを最大限に活かしていくことこそ全人類の責務であり、世の中が幸せになる唯一の道である」というのは、アメリカの教育学の名作《The Element: How Finding Your Passion Changes Everything》の中心的な考えである。新海監督は間違いなく、その接点を若いうちに気付き、そして力いっぱい守り抜き、活かしてきたと思います。 どれほどちっぽけなカメラマンもまた、自分の撮りたいものを撮り続ければ、かけがえのない何か、とてつもなく面白い何かを生み出していける、と迷いながら信じます。


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